LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年6月19日)

ガーデニング雑誌には、オシャレで美しい庭がたくさん紹介されています。

長雨でなかなか外に出られないこの時期は、オシャレな庭や花壇のイメージを膨らませてみるのもいいかもしれません。梅雨明け後のガーデニング作業に備えて、植える草花についても考えておきたいですね。

そこで今回は、オシャレな庭や花壇を作るポイント、夏の庭に欠かせないオススメの草花も紹介します。

1. オシャレな庭や花壇を作るポイントは?

1.1 理想の庭や花壇を具体的にイメージする

自分が居心地よく過ごせるのはどのような庭なのか、理想の庭や花壇を具体的にイメージしてみましょう。

どのようなスタイルを取り入れるかは、園芸雑誌やインテリアの書籍などを参考にして考えてみるのもいいですね。

庭をオシャレにするためには、時間や費用がかかる場合もあります。どれくらいの時間や費用をかけられるか、こちらも合わせて考えておきましょう。

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1.2 庭や花壇の日当たりを把握しておく

自宅の方角や庭の構造物、隣家との状況によって日当たりは変わってきます。季節や時間帯によって日の当たり方が場所によっても異なるので、しっかりと確認しておきましょう。

できれば季節ごとの日当たりを図などにして、それを参考に花をレイアウトしていくとよいでしょう。

日当たりに恵まれない場所でも、植物を育てることは可能です。耐陰性のある植物なら育てることができますよ。

1.3 エクステリアにこだわる

少し費用はかかりますが、庭の一角にオシャレなデザインのガゼボや小屋などを設置すると、ストーリー性のある庭が完成します。

小屋に通じるレンガの小道をつくれば、映画に出てきそうな風景に。イミテーションのドアなどを設置するのもオシャレです。テーブルとチェアは実用性も兼ねたエクステリアになりますよ。

レンガの小道の周囲には植物を植えておくのがオススメ。多年草や宿根草の割合を多めにしておけば、手入れがラクになります。

2. 夏に鮮やかな花が咲く!オシャレな草花オススメ7選

2.1 ジニア

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開花期が5~11月のジニアは、鮮やかな色合いがオシャレな一年草。最近はカワイイ花色が続々登場しており、選ぶのが楽しくなる品種です。特に八重咲きの品種は華やかでオススメです。

花が咲き終わったら、切り戻しをしましょう。枝が分岐して、花数がアップします。暑さにも強く、次々と花を咲かせる元気な性質です。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

2.2 ニチニチソウ

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開花期が5~10月のニチニチソウは、暑さの中でも元気に花を咲かせる夏の定番植物。ひと苗を鉢で育てても、大きな株姿に生長します。次々と花をつけるので見ごたえもバツグンですよ。

夏の暑さですぐに水切れをおこしてしまうので、水やりには気をつけて育てます。朝晩の2回あげてもよいでしょう。

病害虫の原因にもなる花がらは取り除いて、美しい姿をキープしましょう。※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)

2.3 ペチュニア

LIMO編集部

品種改良が盛んなペチュニアはオシャレなカラーが豊富な一年草。八重咲きやフリル咲きの品種は華やかでロマンチックな雰囲気です。好みの花色がきっと見つかりますよ。

開花期は3~11月まで。大変長く花を楽しめます。種をつけて株が消耗しないように、花柄は摘み取りましょう。枝が増えて花数が増えます。定期的な施肥も生長に効果的です。※参考価格:300~900円(3.5号ポット苗)

2.4 マリーゴールド

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4月から冬まで元気に花を咲かせるマリーゴールド。強健な性質で初心者にも育てやすい品種です。オレンジや黄色の花が可愛らしく、さまざまな品種が出回っています。

マリーゴールドは、その独特の香りで害虫の防除に役立つ植物としても知られています。

夏野菜を育てている人は、コンパニオンプランツとして野菜と混植するのもオススメです。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

2.5 カリブラコア

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開花期が4~11月のカリブラコアは、ペチュニアをミニサイズにしたような花。開花時期が春から秋までと長く、枝を分岐させながら旺盛に生長します。

株全体を覆うように次々と小さな花が咲きます。しだれるように咲く品種はハンギングにするとオシャレです。※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)

2.6 ガイラルディア

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開花期が6~10月のガイラルディアは、アメリカ原産のキク科の植物。品種によって一年草、多年草などに分類されます。紫やピンクの可愛らしい花色も出回っていて、オシャレな品種も増えてきています。

暑さや乾燥にも耐える強健な性質なので、初心者も育てやすいでしょう。

花が少なくなる夏の花壇に華やかな彩りを与えてくれる植物です。※参考価格:200~800円前後(3号ポット苗)

2.7 コレオプシス

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開花期が5~10月のコレオプシスはキク科の多年草。品種によっては、一年草に分類されるものもあります。黄色や赤、ピンクの花を次々に咲かせます。

やせ地などでも育つほど強健な性質ですが、日当たりが悪いところ、湿気が多いところではうまく育ちません。また地下茎で増える品種は増えすぎて困る場合もあるので、根域を制限して育てるとよいでしょう。※参考価格:500円前後(3.5号ポット苗)

3. まとめにかえて

夏を目の前に控えた梅雨シーズンは、雨のせいで庭の手入れがしにくい季節。長雨で傷んでしまう植物もあるので、株の整理も兼ねて、梅雨明け後の庭のプランを立ててみるとよいでしょう。

自宅の環境に合う草花を選べば、秋まで楽しめる草花はたくさんあります。ぜひお気に入りの庭を作ってみてくださいね。

LIMO編集部