東急不動産株式会社は2023年5月8日に、北海道札幌市の「ススキノラフィラ」跡地に建設中の大型複合施設の名称が「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」に決定したと発表しました。
2023年秋に開業予定で、ホテル、シネコン、スーパーなどで構成される大型複合施設となります。
今回は、「ココノ ススキノ」の名前や由来、フロアガイドについて詳しくご紹介します!
【ココノススキノ】名前の由来とコンセプト
「COCONO(ココノ)」という名前には、 場所を意味する「此処(ここ)」、多様性を意味する「個々(ここ)」の2つの意味が込められ、「一人でもみんなとでも、訪れる全ての人が自分らしく楽しめる居場所になる」ということを表現。また、呼びやすく記憶しやすいネーミングとして採用しています。
『札幌の街に「あそびば」を~昼も眠らない街ススキノへ~』をコンセプトとしており、心躍る体験から心安らぐ体験まで多様な楽しみ方ができる、新たな「あそびば」を作り出します。
【ココノススキノ】7~18階:SAPPORO STREAM HOTEL
東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が手掛けたライフスタイルホテル。観光のお客様のみならず地元のお客様にも、ショッピングやシネマの利用前後などでゆっくりと過ごせる空間です。
スタイリッシュなデザインのなかにも、札幌の自然や歴史を感じられるデザインが特徴。また、レストランでは地元の食材や生産者と深く向き合うことで実現した、札幌ならではの創作料理を提供します。
【ココノススキノ】5~6階:TOHOシネマズ すすきの(仮)
TOHOシネマズ株式会社による北海道内初の直営劇場。TOHOシネマズのハイエンドシアター「プレミアムシアター」、空気を震わす体感型サウンド・シアターの「轟音シアター」など、最新の特徴的なシアターの導入を予定しています。
人気のハリウッド大作や邦画をはじめ、日本の良質なアニメ作品、単館系と言われるアート作品などバラエティに富んだ映画作品はもちろんのこと、コンサートや演劇、スポーツのライブ中継などにも積極的に取り組みます。
【ココノススキノ】1~4階:物販、飲食、エンターテインメント
1階には、コスメ&ドラッグストアやアクセサリー・雑貨などの物販店舗、また施設の顔となる路面飲食店が揃っており、2階の美容系・リフレッシュ系をそろえたサービス店舗では、身体も心も整えることができます。
3~4階の飲食店では「COCONO FOODHALL」「COCONO横丁」などを導入。屋内広場の「COCONO SQUARE」では、日常の憩いの場として、また様々なイベントの開催を予定しています。
エンターテインメントでは、全国で約200店舗を展開するゲームセンター「GiGO(ギーゴ)」が北海道に初上陸。ゲームで遊ぶだけでなく、待ち合わせやちょっとした気分転換などで使える新しい遊びの空間を提案します。
【ココノススキノ】地下2~1階:スーパー、マルシェ
地下2階では、イトーヨーカ堂と資本・業務提携を行っている株式会社ダイイチが、北海道企業ならではの新鮮食材を提供し、近隣住民や近隣飲食店の日常のニーズに応えます。
ダイイチは、北海道で初めてのセルフサービス方式のスーパーマーケットを開業。現在は地域に密着して22店舗を展開しており、65周年の節目となる年に、札幌地区で7店目となる店舗として出店します。
地下1階では、北海道内で親しまれている個性豊かな店舗を中心に、バラエティ豊かな品ぞろえで、イートインでの利用やテイクアウト、お土産の購入を楽しむことができるマルシェを展開します。
【ココノススキノ】計画概要
- 所在地:北海道札幌市中央区南4条西4ー1-1
- 用途:店舗・シネマコンプレックス・ホテル等
- 敷地面積:約5157平米
- 建築面積:約4725平米
- 延床面積:約53038平米
- 階数:地上18階、地下2階
- 高さ:約79m
- 駐車場台数:71台(荷捌き用含む)
- 設計・施工:株式会社竹中工務店
- 竣工・開業:2023年秋(予定)
今回は、今年の秋に開業する「ココノ ススキノ」の名前や由来、フロアガイドについてご紹介しました。
ショッピングやレストランだけでなく、ゲームセンターやシネコンなど、エンターテイメント系のフロアが充実しているのが嬉しいところです。オープン後は札幌・すすきのの新たなランドマークになるかもしれませんね。
参考資料
成瀬 亜希子