今後の動きはどうなるでしょうか。現状は目線を下に持たざるを得ません。ポイントは、5月18日の安値(19,449円)を今週、割り込んでしまったことです。5月下旬から続いたレンジを下抜けてしまいました。それによって、これまでの下値支持線が上値抵抗線に変わってしまいました。
ここから底入れに転じるには、まずはこの上値抵抗線や、目先の節として意識されやすい19,500円を超えていく必要があります。
ただし、テクニカル指標を見ると、相対力指数(RSI)が30%を下回っており、売られすぎ(割安)とされる水準になっています。また、19,300円前後にある200日移動平均も近づいており、このあたりからの押し目買いを狙う投資家もいると思われます。
足元は19,350円~19,550円あたりの狭い幅のレンジになっています。まずはここをどちらに抜けるか見極めてから出動しても遅くはないでしょう。
下原 一晃