LIMOが2022年5月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年5月23日)
雨の日が続き、梅雨の気配を感じる今日この頃。天気が悪いとガーデニングからも気持ちが遠ざかりがちです。
こんなときは梅雨シーズンでも美しく咲く花を育ててみませんか。庭やベランダで咲く花を、室内から眺めるのも風情があってステキです。
そこで今回は、梅雨の時期にキレイに咲くオススメの花を紹介します。
【注目記事】【ガーデニング】ナチュラルガーデンにオススメ!多年草&一年草8選!野趣あふれる素敵な花々
1. 梅雨のガーデニングを楽しむポイント
梅雨シーズンのガーデニングを楽しむには、長雨を考慮した生育環境を整えてあげることが大切です。特に水はけと風通しには注意をしましょう。
雨量が増える梅雨は土中に水分が溜まりがち。水やりの頻度も、この時期は控えめにします。鉢皿に溜まった水はこまめに捨てるか、鉢皿は取り外しておきましょう。土の状態を定期的に確認することも忘れないでくださいね。
また、風通しをよくするためには、プランターや鉢はできるだけ離して配置します。蒸れを軽減して、病害虫の発生を防ぐことができます。
最近は雨の降り方にも気を配る必要があります。短時間で強い雨が降ると、花茎が長い草花は雨で茎が折れる可能性も。
あらかじめ支柱を立てて置くか、鉢植えにして移動させられるようにするか、考えておくとよいでしょう。
2. 梅雨に咲くオススメの花6選、明るめの花色なら気分も上向きに!
梅雨に咲く、ブルーや濃いパープルの花は雨の雰囲気にもピッタリ。庭やベランダがシックで大人っぽい雰囲気になるでしょう。
ピンクや赤、オレンジなどの暖色系も可愛らしくてオシャレ。暖かみを感じさせる色合いは、華やかな雰囲気で気分を上向きにしてくれそうです。
花の色は庭の雰囲気を決める大事な要素。好みに応じて選んでみるとよいでしょう。
2.1 アジサイ
アジサイは梅雨の定番花。雨の季節を美しく彩る落葉低木です。ピンク、紫、ブルー、白など色の種類も豊富なので、庭のメインカラーとして選ぶのも楽しいですね。乾燥には弱いので、土壌が極端に乾かないように注意しましょう。
日に当たったほうが花つきがよくなり、よりボリューム感のある花を楽しめます。※参考価格:2000~3000円前後(5号ポット苗)
2.2 アスチルベ
ピンクや白の可愛らしい花色と、フサフサした独特の姿が魅力的なアスチルベ。主張が強すぎず、ほどよい華やかさで、暗くなりがちな梅雨の庭を明るい雰囲気にしてくれます。
乾燥や直射日光の影響で葉や花が傷んでしまう場合があります。半日陰のスペースで、特に鉢植えの場合は、水やりをしっかりとおこないながら育てましょう。※参考価格:1100~1300円前後(3号ロングポット)
2.3 グロキシニア
濃くはっきりとした色合いが、まるでバラのように華やかなグロキシニア。濃い赤の花弁に白のリップがはっきりと入る品種は、艶やかで大変オシャレです。
鉢植えでの生育が適しており、花や葉に雨が直接当たらないように育てます。
気温が低い冬は休眠するので、水やりは控えめにして室内で育てます。※参考価格:1000円前後(4号鉢)
2.4 ヒメシャガ
淡い紫色の花が可愛らしいく、野趣あふれる姿のヒメシャガ。花の形が独特で、葉は切れ長です。丈が低めなので、他の花と寄せ植えにするのもよいでしょう。
育てる際は風通しをよくして、明るめの日陰で育てます。乾燥させないよう、水やりはしっかりとおこないましょう。※参考価格:500円前後(3号ポット苗)
2.5 シモツケソウ
ピンクや白の小花が集まるようにして咲くシモツケソウ。葉はキレイなグリーンで、ナチュラルな魅力にあふれた多年草です。
日陰でも育ちますが、日光を当てたほうが葉色も花つきもよくなります。乾燥に弱い性質なので、こまめに水を与えるとよいでしょう。※参考価格:300~700円前後(3号ポット苗)
2.6 ウチョウラン
ウチョウランは、日本の山などに自生していた山野草。ピンクや赤、黄色のとても美しい小花を咲かせます。明るめの日陰が生育に適していますが、適度に日が当たると元気に育ちます。※参考価格:700円前後(2~2.5号鉢)
3. まとめにかえて
今回は梅雨シーズンに咲く、美しい花々を紹介しました。
雨が多い季節は、どうしてもうつうつとした気分になりがち。そんなときは、のんびりと花を眺めてみるのも悪くありません。キレイな花をみて、気分をリフレッシュしてみてくださいね。
梅雨の晴れ間は貴重な作業時間。外に出て、花ガラ摘みなど雨の間はできなかった作業をおこないましょう。
LIMO編集部