LIMOが2022年5月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年5月9日)

今年の母の日は、お母さんにアジサイを贈った人も多いのではないでしょうか。

近年、アジサイは大切な人へのフラワーギフトにもよく選ばれています。オシャレで豪華な贈答用のアジサイを自分へのご褒美に購入する人も。

花色がキレイなアジサイは、ドライフラワーにして長く楽しむこともできます。そこで今回はアジサイの育て方、オススメの品種を紹介します。

【注目記事】

1. 美しいアジサイ!基本の育て方

1.1 育てる場所

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アジサイは日陰でも育つ植物ですが、日に当てることで花付きがよくなります。夏の直射日光はやや苦手なので、日向~半日陰で管理するのがオススメです。

鉢植えの状態なら移動もできるので、日照や気候によって場所を変えるのもよいでしょう。風通しのよいところを選ぶのも大切なポイントです。

1.2 育てる土壌

アジサイは強健な性質。地植えにする場合、どんな土壌でも問題なく育つでしょう。鉢植えの場合は保水性のよい用土で植え付けます。市販の培養土で問題ありません。

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アジサイは土壌の酸性度によって花色が変わります。青色の花を咲かせたいなら酸性寄りの土壌にします。地植えの場合はピートモスなどをすき込み、土壌を酸性寄りにしましょう。

ピンク色ならアルカリ性寄りの土壌で育てます。堆肥には腐葉土を用い、苦土石灰を土壌にすき込みます。

土壌の酸性度を測定するために、土壌酸度計があると便利です。土壌改良は植え付けの2週間ほど前に済ませておきましょう。ちなみにアメリカアジサイの代表種アナベルの場合、花色に土壌の酸度は関係しません。

1.3 水やり

アジサイは乾燥に気を付けて育てます。特に鉢花で購入したアジサイの場合、株に対して鉢が小さいので水切れには注意が必要です。水やりは土表面が乾いたらたっぷりと。土が乾きやすい夏は、朝夕の2回水やりをしてもかまいません。

冬場は水が乾きにくくなるので、水やりの回数を減らします。午後から夜に冷え込むので、冬の水やりは午前中におこなうようにしましょう。根腐れや病害虫の原因にもなるので、受け皿の水はこまめに捨ててくださいね。

1.4 肥料

アジサイの花が終わった後に肥料を施します。冬の休眠期には緩効性肥料を与え、春に向けての準備をします。花が咲いている間は液体肥料も効果的。

1.5 植え付け

アジサイの植え替え適期は3~4月。この時期に植え替えをすることで、アジサイへのダメージを最小限に抑えることができます。根鉢の古い土を三分の一ほど落とした後に植え付け、水をたっぷりと与えます。

鉢に植え替える場合は、ひと回り大きな鉢を準備します。株が大きく生長するにつれ、鉢増しをしていくとよいでしょう。

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1.6 剪定

アジサイは毎年剪定をしないと、生育が旺盛なので、どんどん大きくなります。養分を株全体に効率的に行き渡らせるために、枯れた花は早めにカットしましょう。

アジサイの花芽は9~10月にできるため、剪定は7月下旬~8月上旬が適期です。剪定は、終わった花の下2節あたりをカットします。剪定したアジサイの花は、ドライフラワーにするのもオススメです。

2. 美しいアジサイ!育ててみたいオススメ品種4選

2.1 アナベル

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初心者にも育てやすいアナベル。アジサイを育ててみたいけどうまく育てられるか不安…という人にもオススメです。

新枝咲きなので剪定も簡単。遅くても冬までに切ってしまえば大丈夫です。

色は白が主流ですが、近年はライムカラーやピンク、ルビーなど様々な色があります。

2.2 マジカルシリーズ

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カラフルなグラデーションが天然色で楽しめるマジカルシリーズのアジサイ。ピンク系やブルー系など様々な色合いがあります。

幻想的な色合いに目を引かれるレインボー系などは特に人気の品種です。

2.3 ディープパープル

最初は深い紫色の花が咲きますが、時間が経つにつれて美しいアンティークカラーに変化するアジサイの代表的な品種です。秋色になったアジサイをドライフラワーにしても楽しめます。

2.4 クイーンズブラック

パステルカラーの華やかなアジサイとはひと味違ったものを探している人には、クイーンズブラックもオススメ。

クイーンズブラックは、シックなワイン色の花を咲かせるアジサイ。咲き進むにつれて落ち着いた色に変化していくのが特徴です。

3. まとめにかえて

アジサイの基本の育て方と、おすすめの品種を紹介しました。

今は様々なアジサイが店頭に並んでいる時期。ぜひお気に入りを探しに出かけてみてくださいね。

大城 望