「自作ジオラマ」を祖父に見せたユーザーの投稿がツイッター上で話題になっています。
投稿したのは、ジオラマ制作を行っている美大生の@aiki__mokeiworkさん。
当ツイートは2023年4月26日時点で2万件を超えるいいねを集めており、
「こういう家族間のコミュニケーションって素敵ですね」
「その道のプロがいたとは…」
「ガチの監修だ」
といった具合に、2人の様子に注目するコメントが多く見られました。
※ツイート写真は【写真5枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております
ジオラマを見つめる祖父と孫の会話
「水資源開発公団だった祖父にめちゃくちゃ指摘されてます。支承がない、砂防ダムの下はもっと深い、などなど……… プロの目は欺けません」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。
そこに収められているのは、リアルなジオラマを眺める男性の姿。
写真だけ見ると「祖父と孫のほっこりするワンシーン」のようですが、専門的な会話が繰り広げられているとは…。
素人から見ると直す必要がないように感じますが、プロの目線は違いますね。
水資源の開発・管理を行う「水資源機構」
水資源機構(旧称・水資源開発公団)は、国土交通省、農林水産省、経済産業省、厚生労働省の四省庁が所管する独立行政法人です。
日本の全人口の半分以上の生活に関わる7水系(利根川、荒川、豊川、木曽川、淀川、吉野川、筑後川)で水資源の開発、管理を行い、首都圏・中部圏・近畿圏などの大都市圏に水を安定的に供給。
複数の都道府県にまたがる地域の水道用水、農業用水、工業用水の洪水調節なども実施しています。
祖父との会話内容について聞いてみる
大きな話題を呼んだ、孫が作ったジオラマを見つめるお祖父さまの指摘。
遠方に住んでいるというお祖父さまとは、久しぶりの再会だったそう。
気になる会話内容について聞いてみると、「支承がない、砂防ダムの下はもっと深いなどの指摘を受けた後は、『出来栄えがいいだけに、不自然なところが見えてきてしまう笑』と言われました」と話す@aiki__mokeiworkさん。
その後、@aiki__mokeiworkさんが、「最初に色々聞いた上で制作するべきだった」と言うとお祖父さまは笑ったそう。素敵な関係性ですね。
水資源開発公団だった祖父にめちゃくちゃ指摘されてます
— アイキ (@aiki__mokeiwork) April 23, 2023
支承がない、砂防ダムの下はもっと深い、などなど………
プロの目は欺けません……… pic.twitter.com/j83RCmkt8N
もともとは鉄道が好きだった
ジオラマ自体の製作日数は、約4カ月。
制作した経緯については、「もともと鉄道が大好きだったのですが、最近になって土木のものに興味が湧いてきました。そこで鉄道というよりも、鉄橋に重点を置いたジオラマを作った形になります」と話す@aiki__mokeiwork。
苦労した点は、岩と樹木の見え方のバランス。「樹木ばかりだと単調な見え方になってしまいますし、岩だらけだと禿山になってしまいます。日本の山深く険しい景観をピックアップするのが意外と大変でした」とのこと。
ジオラマの修正については…
取材の最後、ジオラマの修正予定について聞いてみると、「修正したい気持ちでいっぱいですが、完全に樹脂で固めてしまったので手が入れられない状態です。ごまかしながらの作業になりそうですね」と語ってくれました。
いかがだったでしょうか。今回は、孫とお祖父さまの素敵な関係について紹介しました。
投稿者の@aiki__mokeiworkさんは、魅力的なジオラマ作品を紹介しているので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
小野田 裕太