清楚なたたずまいを愛でたい!「ササユリ」の育て方(2)

水やり

kohta65/shutterstock.com

ササユリはやや湿り気のある土壌を好みます。水切れを起こさないように土の状態をつねにチェックして、土が乾いてきたら水を与えましょう。

とくに夏は水切れを起こしやすいので注意が必要です。

肥料

肥料は元肥として緩効性化成肥料、追肥として月に1回程度液体肥料を与えます。肥料が多すぎるとかえって株をいためたり、病気にかかりやすくなったりするので気をつけましょう。

花ガラ摘み

咲き終わった花をそのままにしておくと種ができます。種を採取する場合を除いて、花ガラは早めに切り取りましょう。種ができると余分な栄養を消費して、球根がやせてしまいます。

花が咲き終わっても葉は光合成をするために必要なので、枯れるまで残しておきます。

病害虫

ササユリはウイルス性の病気にかかりやすいので、毎年同じ場所で育てないように。地植えは秋に掘り上げて別の場所に、鉢植えは土だけでなく鉢も更新するのがオススメです。

害虫はアブラムシが発生しやすいので、見つけしだい手で取り除いたり薬剤散布したりして、大量発生する前に駆除しましょう。

まとめ

ほんのりとピンク色に染まり、森の中でひっそりとたたずんでいるササユリ。気品あふれる花姿に、誰もが心惹かれることでしょう。

繊細な性質でやや栽培しにくい植物ですが、大切に育てているといつか美しい花を見せてくれるかもしれませんよ。