長寿化に備えるための対策2:働けるうちは働いて収入を確保する

65歳でリタイアも良いですが、暇つぶしのためにお金が必要になることも。

暇があればあるだけ、お金の心配ばかりとなれば、スッキリしません。

そうならないためにも、働けるうちは働き、収入を確保することも考えましょう。

雇用側も、働く意欲があれば年齢に関係なく雇うという企業が増えています。

週5日稼働は体力的にキツいとなれば、週に4日だけ、週3回だけというふうに、見直しをかけていけば、負担になることは少ないでしょう。

厚生年金保険は、70歳まで加入できます。

その間の年金額は、厚生年金を掛けた期間(前年9月から当年8月まで)を反映して、毎年10月分(12月受取分)から改定されます。

働いた分、年金がスピーディに増額される点が嬉しいですね。

長寿化に備えるための対策3:年金を繰下げる

厚生年金や国民年金は原則65歳から受け取ることができます。

しかし、受け取る時期を繰下げることで、1か月あたり0.7%の年金受給を増やすことができます。

出所:日本年金機構「年金の繰下げ受給」

仮に、70歳まで繰下げた場合は42%、最長75歳まで繰下げれば84%も多くの年金を受け取れます。

年金の繰下げは、厚生年金と国民年金の両方でするのではなく、どちらか一方だけを選択することもできます。

出来る範囲で検討するとよいでしょう。