女性で平均年収600万円を超える業種

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次は、女性で平均年収600万円を超えるのはどんな職種なのか、厚生労働省「令和3年 賃金構造基本統計調査」で確認します。

《平均年収600万円を超える職種》

  • 管理的職業従事者:729万6000円
  • 研究者:604万8000円
  • システムコンサルタント・設計者:608万1000円
  • 医師:1053万7000円
  • 法務従事者:879万1000円
  • その他の経営・金融・保険専門職業従事者:872万3000円
  • 小・中学校教員:633万3000円
  • 高等学校教員:618万2000円
  • 大学教授(高専含む):998万6000円
  • 大学准教授(高専含む):820万7000円
  • 大学講師・助教(高専含む):649万3000円
  • 著述家・記者・編集者:629万8000円

女性で600万円を超える職種には、業務を行う上で、「医師」や「研究者」、「法務従事者」などのように専門性が高かったり、特殊な資格が必要だったりするものが多いようです。

「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」や「システムコンサルタント・設計者」、「著述家・記者・編集者」などのように、労働者の裁量にゆだねられる業務などの特徴も見られます。

ただし、どの職種においても、その仕事につけば上記のような年収を得られるわけではなく、6~20年ほどの経験を積む必要がありそうです。

ここまでの結果をみると、専門職ではなく、特殊な資格もない場合、年収600万円を目指して転職なんてムリかも…と思ってしまうかもしれません。

しかし、上記には会社の管理職を指す「管理的職業従事者:729万6000円」があります。

資格などがなくても会社の「業種」に注目して転職を考えれば、約20年後の40~50歳あたりで、年収600万円を達成できるかもしれません。