厚生労働省が公表する「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」によると、児童のいる世帯の雇用者所得は695万1000円。

つまり、子育て世帯の一般的な年収は約600万円台と言えます。

物価高が続く昨今では、こうした世帯の平均的な貯蓄や負債額が気になるところです。

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年収600万円「子育て世帯」の貯蓄額

まずは、厚生労働省が公表している「2019年 国民生活基礎調査の概況」から、子育て世帯の平均貯蓄額を見ていきます。

出所:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

児童のいる世帯の平均貯蓄額は723万8000円。

最も多い貯蓄ラインから順に「500~700万円(10.6%)」・「100~200万円(10.1%)」・「貯蓄がない(11.6%)」でした。

子育て世帯の平均年収が600万円でも、お子様の人数やご両親の働き方によって貯蓄額は左右されます。

調査結果の平均貯蓄額723万8000円、もしくは500~700万円程度があれば、まとまった貯蓄がある印象です。

ただし、この結果は18歳未満の児童がいる家庭の平均値なので、大学費用などがかかってくると状況は変化します。