【婚活】経済力は約15%に。男女別の年収差はどれくらいか

先ほどの調査では、経済力は14.9%でした。

バブル期には結婚相手選びの条件に「3高(高年収・高学歴・高身長)」が挙げられましたが、日本の年収はここ30年間400万円台で変わらず、バブルが崩壊した後は仕事や家庭に関する価値観も大きく変わりました。

一昔前は専業主婦世帯が主流だったものの、90年代には共働き世帯と同程度となり、今は共働きが主流です。

ただ女性が結婚後も育児をしながら働きやすいとはまだまだ言えず、出産・育児により働き方をセーブしたり、一時的に専業主婦を選ぶ女性は多いものです。

国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の正規・非正規別の給与所得者数や年収は以下のとおりです。

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

正社員(正職員)※の給与所得者数と平均年収

全体:3588万人・508万円

  • 男性:2368万人・570万円
  • 女性:1220万人・ 389万円

正社員(正職員)以外※の給与所得者数と平均年収

全体:1271万人・198万円

  • 男性:429万人・ 267万円
  • 女性:843万人・ 162万円

※ 令和2年分以前については「正社員(正職員)」は「正規」、「正社員(正職員)以外」は「非正規」であっ たことから、伸び率(%)等については参考とする。

上記を見てわかるとおり、正社員であっても男女で平均年収に差があったり、また非正規で働く女性の人数が多かったりすることがわかります。

昔よりは経済力を重視しなくてよくなったものの、出産・育児による仕事と家事育児の両立、また男女の賃金差を考えると、まだ経済力を重視する女性もいるでしょう。