ゴールデンウィークには、久々の遠出を計画している方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍でなかなか外出できていなかった方も、少しずつ行動範囲が広がっているようです。
楽しみが多い反面、気になるのは出費について。とくに昨今ではモノの値段が急激に上がっているため、久しぶりの観光では物価の高さに驚いてしまうかもしれません。
現役世代であれば副業や転職など、収入アップの方法はいろいろあるものの、老後になるとそうはいきません。
限られた年金収入でやりくりせざるを得ないのです。
2023年度の年金額は、67歳以下の国民年金(老齢基礎年金)満額で6万6250円、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な厚生年金が22万4482円と決定されました。
また、年金額や収入額が一定以下の方に支給される「年金生活者支援給付金」について、2023年度は2.5%増額されることになりました。
対象者や詳細の受給額について見ていきましょう。
【注目記事】【老齢年金の一覧表】厚生年金・国民年金「60歳~80歳代」平均的な年金月額はいくら?
1. 【2023年度】年金生活者支援給付金とは?いくら支給されるか
年金生活者支援給付金とは、社会保障と税の一体改革に伴い、2019年10月に導入された給付金です。
公的年金やその他の所得が低く、経済的な支援を必要としている人に対して支給されます。
老齢年金生活者支援給付金には、老齢年金生活者支援給付金・障害年金生活者支援給付金・遺族年金生活者支援給付金があり、2023年度の基準額は次のとおりです。
- 老齢年金生活者支援給付金:5140円
- 障害年金生活者支援給付金:1級 6425円、2級 5140円
- 遺族年金生活者支援給付金:5140円
実際の金額は保険料納付済期間や保険料免除期間等に応じて算出されるため、支給金額は一律ではありません。
あくまでも基準額においてですが、前年より2.5%の増額となりました。