今回は「MUJI 無印良品」を展開する良品計画の2017年7月の既存店売上について見ていきましょう。

直営の既存店売上

良品計画の直営既存店の売上高は対前年同月比で+12.4%増となりました。部門別では「衣類・雑貨」が同+16.0%、「生活雑貨」が同+10.3%増、「食品」が同+7.9%増と、いずれのカテゴリーも好調です。6月の既存店売上高は同+8.8%増だったため、成長率が加速している印象です。

また、客数については同+9.1%増、客単価は同+3.0%増と、いずれも伸びていますが、7月は特に集客に成功したといえるでしょう。

なお、7月の全社売上高に占める直営既存店の比率は48.5%となります。

既存店好調の背景とは

会社発表のコメントによると、好調の背景は以下の通りです。

  • 衣服・雑貨は夏物のセール期間に入ったものの、紳士カットソー、婦人ボトムス、帽子、スニーカー、靴下、インナーウェアも季節アイテム、定番アイテムともに好調。
  • 生活雑貨はフェイスケア・ヘアメンテナンス用品、掃除用品、テーブル・キッチン用品の売上が拡大。
  • 食品はレトルトカレーシリーズが好調。

2017年度は3月以降直営既存店売上がプラスで推移してきています。引き続き良品計画には注目です。

青山 諭志