株式市場の振り返り-日経平均株価は4日続落、一時19,500円割れの場面も
2017年8月14日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 19,537円(▲192円、▲1.0%) 4日続落
- TOPIX 1,599.0(▲18.1、▲1.1%) 4日続落
- 東証マザーズ総合指数 1,067.3(▲10.8、▲1.0%) 3日続落
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:342、値下がり銘柄数:1,629、変わらず:51
- 値上がり業種数:3、値下がり業種数:30
- 年初来高値更新銘柄数:65、年初来安値更新銘柄数:108
東証1部の出来高は19億5,911万株、売買代金は2兆5,731億円(概算)となり、いずれも先週末(木曜日)並みでした。日本が祝日だった先週金曜日(11日)のアジア株式市場の大幅下落を受けて、利益確定売りや損切りなども増えたと見られ、商いの水準はまずまずだったようです。
そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。前場の序盤には一時▲243円安となり19,500円を割り込む場面が見られましたが、後場の序盤には一時▲131円安まで押し戻す場面もありました。最後は再び売りに押されて4日続落となりましたが、19,500円は何とか維持しています。
なお、TOPIXも同じような値動きで推移して4日続落で引けました。
東証マザーズ総合指数は3日続落、売買代金は8日ぶりに1,000億円超え
東証マザーズの出来高は6,803万株、売買代金は1,102億円となりました。先週末(木曜日)と比べると、出来高は微増に止まりましたが、売買代金は小幅増加しています。売買代金は8日ぶりに1,000億円超となりましたが、盛り上がりに欠ける商いとなりました。
また、総合指数も▲1%超下落する3日続落となり、1,000ポイント割れを意識する水準に迫っています。引き続き、個人投資家の投資資金の回帰が待たれますが、少し時間を要しそうです。
ホンダなど主力大型株が軒並み大幅下落、先週末に急騰した資生堂は続伸
個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)、ホンダ(7267)、電通(4324)、大塚ホールディングス(4578)、オリンパス(7733)などが値を下げて、年初来安値を更新して引けました。
また、金融株も続落となり、野村ホールディングス(8604)と大和証券グループ本社(8601)の大手証券株が安値更新となっています。その他では、コマツ(6301)や任天堂(7974)の下落が目を引きました。
一方、資生堂(4911)が続伸して年初来高値を更新し、アサヒグループホールディングス(2502)も堅調に推移して高値を付けました。
また、日立製作所(6501)や富士通(6702)などハイテク株の一角が小幅上昇となっています。
新興市場では、そーせいグループ(4565)、サンバイオ(4592)、ヘリオス(4593)など医療バイオ関連銘柄が軒並み大幅安となり、いずれも年初来安値を更新しました。一方、アカツキ(3932)が急騰し、堅調に値を上げたGunosy(6047)とともに年初来高値を更新しています。
青山 諭志