50歳代になるとそろそろ老後の生活に向けて本格的に準備をはじめる方も増えてくるでしょう。

中には「もう少しお金を増やしたい」「今さら資産運用を始めても遅いのだろうか」と考えている方もいるのではないでしょうか。

実は50歳代から積立投資をスタートしたとしても、十分お金を増やすことができる可能性があります。

お子さんの進学や入社、社内の異動などライフスタイルが変化する4月はマネープランを考えるのにも良い時期です。

今回は50歳代の方が非課税で投資ができるNISA制度を活用した場合、どのくらいお金を増やせるのか、シミュレーションをしてみましょう。

2024年からの新NISAの概要

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出所:金融庁 新しいNISA

本来、資産運用で儲かった利益には約20%の税金がかかります。しかし、非課税で投資ができるNISA制度を活用して投資をすると、運用益や売却益にかかる税金が非課税になります。資産運用を行う場合は、NISA制度を活用するようにしましょう。

さらに、NISA制度は2024年から大きく変わる予定です。

新NISAは今までに比べて投資ができる金額が増えたり、非課税となる期間が一生続くなど、よりお得な制度に変更となります。

NISAを使って上限ぎりぎりまで積立投資のみをする場合、毎月10万円(毎年120万円)投資をすると、限度額の1800万円になるまで15年間投資をすることが可能です。

16年目以降は今まで投資した1800万円は引き続き非課税で運用をすることができます。また、NISAの預かりを売却した場合は、その分だけ非課税枠が復活するので、また投資をすることが可能です。

このような新NISAの概要についてしっかりと理解しておきましょう。

新NISA制度のポイント5つ

より新NISAを理解するために、新NISA制度のポイントを5つご紹介します。

新NISAのポイント1.一般NISAとつみたてNISAの併用が可能

今まで、毎年120万円まで5年間非課税となる一般NISAと、毎年40万円まで20年間非課税となるつみたてNISAは、併用することができませんでした。

制度変更後は、両方を活用することが可能です。

新NISAのポイント2.非課税投資枠が拡大

1年間のうちに投資ができる非課税枠が、360万円(成長投資枠:240万円、つみたて投資枠:120万円)まで拡大されます。

新NISAのポイント3.生涯非課税限度額が新設される

NISAで投資ができる最大の金額は、1800万円まで(うち成長投資枠1200万円)が限度額となります。

そして、NISAでの預かりを売却した場合、再び非課税で買付できるようになり、非課税枠が復活します。

新NISAのポイント4.非課税期間が無期限に

現在、一般NISAで5年間、つみたてNISAで20年間の非課税保有期間がありますが、新NISA制度では非課税保有期間が無期限になります。

新NISAのポイント5.NISA制度が無期限に

一般NISAは2023年まで、つみたてNISAは2042年まで(新規買付は2023年まで)と期間がありますが、新NISA制度では恒久化され、無期限で利用できる制度になります。

50歳代からの積立投資をシミュレーション

では、現在50歳代の人が、毎月10万円を年率3%で15年間積立投資した場合、どのくらいお金が増えるのか、金融庁のホームページで資産運用シミュレーションをしてみましょう。

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出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

月10万円を積立投資すると、1年間で120万円を投資し、15年間で投資元本は1800万円となります。

年3%で運用できたとすると、利益は469万7000円となり、15年後には合計で2269万7000円となりました。

50歳から始めたとしても、15年後は65歳です。運用したお金は、老後の資金に活用することが可能ですね。50歳代から資産運用をスタートしても間に合うでしょう。

ただ投資にはリスクがあり、また何%で運用できたかは後にならなければわかりません。リスクを確認したり、投資対象を慎重に選ぶことは大切でしょう。

NISAの非課税効果はいくら?

さらにNISAの非課税効果をチェックしていきましょう。

毎月10万円を年率3%で15年間積立投資した場合、利益は469万7000円でした。課税口座で資産運用を行った場合には、この利益に対して、約20%の税金がかかり、税金は93万9400円(469万7000円×0.2)となります。

しかし、つみたてNISAを活用した場合、利益にかかる税金は非課税となり、この93万9400円の税金は支払う必要はありません。

さらに投資上限額1800万円に達しても、引き続き非課税でNISA口座で運用を続けることが可能です。運用で儲かった利益は再投資されるので、利益が出る場合には引き続き利益を増やすことができ、その利益にかかる税金は非課税となります。

NISA制度は課税口座に比べて、大変お得に投資ができることが理解できるでしょう。

50歳代からの積立投資まとめ

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miya227/shutterstock.com

50歳代であっても、投資に遅すぎるということはありません。

むしろ投資に回すことができる投資元本が豊富にあれば、より老後に向けてお金を増やすことができる可能性もあります。

一方で、年齢に合わせてとれるリスクは異なるので、ご自身のリスク許容度をしっかり把握しておくことも大切です。

今回ご紹介した新NISAの概要や、50歳代の資産運用シミュレーションを見ながら、まずはNISAを使った投資等について情報収集をしてみましょう。

参考