約8割が現在のお金の管理方法に満足している
ウェブスターマーケティング株式会社の同調査では、81.0%の人が、現在のお金の管理方法に「満足している」「まあ満足している」と回答しています。
現在のお金の管理方法に満足していると回答した人のなかには、下記のような理由が挙げられました。
- 妻が給与口座をすべて管理し、ふたりともお小遣い制。家計に入るお金と出ていくお金がわかりやすく、貯金に回す額を調整できるので
- お小遣い制ではなく、必要なものは随時購入。お互い必要以上の浪費はしないので何も困っておらず、貯金もできています
- 通帳を妻に預け、お小遣い制です。私はお小遣いの使い道を心配するだけなのでラクですし、妻の金銭感覚や人間性を信頼しています
お小遣い制にすることで、家計管理の負担が軽減するだけでなく、浪費を抑えられるため貯金もしやすくなる傾向にあります。
夫婦での貯金は、老後資金に備えるためにも重要となり得ます。
金融広報中央委員会の行った調査によると、2人以上世帯の金融資産の平均保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は、20代で214万円、30代で526万円、40代で825万円となりました。
「家計管理で浮いたお金を貯金に回したい」という方は、上記の貯蓄額を参考にするのも良いでしょう。
一方で、現在のお金の管理方法に満足していない人も、一定数見られました。
お金の管理方法に満足していない理由として、下記のような意見が挙げられています。
- 給与振込口座を預かり、夫はお小遣い制にしている。しかし夫がカードで勝手に買い物するので管理できない
- お小遣い制で月3万円もらっている。趣味に使えるお金がほしい
満足していない人の意見の多くが「夫婦で決めたルールを守れていない」「ルールに対して不満がある」といった内容でした。
夫婦でお金の管理方法やルールを設けることで、家計管理がしやすくなったり貯金に回せる額が増えたりする一方で、納得していない状態で決定してしまうと、いずれ問題やトラブルになりかねません。
実際、裁判所の司法統計において、夫婦の離婚の原因として「性格が合わない」「浪費する」ことが上位にあがっています。
お金の管理方法やルールを夫婦で決める際には、お互いが納得できる内容にすることを心がけると良いでしょう。
「夫婦間でお金の管理方法が曖昧である」「お金の管理方法に現状不満がある」という方は、この記事を参考に今一度夫婦で検討してみてはいかがでしょうか。