4月14日は2ヶ月ぶりの年金支給日です。
本来であれば15日に前月までの2ヶ月分の年金が振り込まれますが、今月は15日が土曜日にあたるため、前倒しになった形です。
何かと物入りな新年度。年金生活者にとっては嬉しい偶数月ですね。
しかし、そんな厚生年金や国民年金からは「天引き」される税金や保険料があります。
これらを年金から天引きして納めることを「特別徴収」と言います。
4月支給分の厚生年金や国民年金からも天引きされるお金について、くわしく見ていきましょう。
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1. 「厚生年金と国民年金」の基本のしくみ
まずは、公的年金である「厚生年金と国民年金」の基本的なしくみをおさらいします。
1.1 国民年金(老齢基礎年金)
日本に住む20~60歳未満の方が加入するのが、1階部分にあたる国民年金です。
20歳になれば全員が国民年金に自動的に加入し、保険料の支払いがスタートしますね。
保険料は一律で、2023年度は1万6520円(月額)と決められています。
40年間納めることで満額の老齢基礎年金が受け取れますが、未納や免除された期間があればその分減ってしまいます。
1.2 厚生年金(老齢厚生年金)
公務員や会社員などは、国民年金に上乗せして2階部分の厚生年金にも入ります。
現役時代の報酬に応じた等級で厚生年金保険料が決まり、加入期間や納めた保険料によって、受け取れる年金額が変わってきます。
そんな厚生年金と国民年金について、今の高齢世代はどれくらい年金を受給しているのでしょうか。
まずは額面での平均を見ていきましょう。