転職を検討している人のなかには、「本当に転職したほうが良いのだろうか」「現職で頑張り続けたほうがいいかもしれない」と不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
実は、転職コンサルタントの半数が「面談した3人に1人は現職にとどまるべき人」と感じた経験があるようです。
本記事では、3月28日に公表されたアンケート調査をもとに転職について解説していきます。
転職は人生の分岐点になり得る大きな選択であるため、慎重に判断していけると良いでしょう。
転職コンサルタントの半数が「3人に1人は現職にとどまるべき」と感じている?
エン・ジャパン株式会社は、人材紹介サービスの転職コンサルタントに「転職すべき人・現職にとどまるべき人」についてアンケート調査を実施しています。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査方法:インターネットによるアンケート
- 調査対象:『ミドルの転職』を利用するコンサルタント
- 調査期間:2023年3月7日 ~ 3月13日
- 有効回答数:126名
- リリース公開日:2023年3月28日
上記調査の結果、転職コンサルタントの54%が「面談した3人に1人は現職にとどまるべき人」と回答していることがわかりました。
2019年の同調査と結果を比較すると、「3割以上」と回答した人が4ポイントアップしていることがわかります。
「現職にとどまるべき」と感じた理由として、「本人の希望と、転職市場での市場価値にギャップがある」ことが最も多く挙げられました。
次いで多かった理由として「現職企業の待遇が良く、現職以上の待遇での転職が難しい」「キャリアアップできない理由を会社にあると思っている」ことも挙げられました。
転職先の理想が高いと、希望する求人と出会えない可能性が高くなります。
転職するにあたって、まずは自分がもつスキルや経歴といった市場価値と、希望条件を洗い出し、優先順位を整理して妥協点を見つけることが大切となるでしょう。