公的年金への不安などから、将来に対する不安を抱える方は多いものです。

実際、今の高齢者はどれくらいの貯蓄を保有し、現役世代はどのような老後対策を行っているのでしょうか。

今回は、4月3日に公開されたアンケート調査や公的資料等から「高齢者のお金の実態」を紐解いていきます。

今からできる老後の備えについて、この機会に考えてみましょう。

現役世代は「老後・将来に備えるため」資産運用をする傾向

ウェブスターマーケティング株式会社が2023年4月3日に公表した【現在行っている資産運用の種類ランキング】によると、資産運用をしている目的は「老後・将来に備えるため」が最多となりました。

出所:ウェブスターマーケティング株式会社「【現在行っている資産運用の種類ランキング】男女501人アンケート調査」

  • 老後のためにお金を残したいので(26歳 男性)
  • 子どもの学費からもそろそろ解放されそうなので、老後の資金を貯めておきたいと思った(48歳 女性)
  • 将来もらえる年金に不安を感じたから(54歳 男性)

などの声が挙がっています。

公的年金に対する不安もあり、自助努力で老後に備えている人が多いとうかがえます。

また、「現在行っている資産運用」の質問項目に対し、上位10位までの回答は以下のようになりました。

1位:株式投資
2位:預貯金
3位:投資信託
4位:つみたてNISA
5位:FX
6位:確定拠出年金
7位:暗号資産・仮想通貨
8位:外貨預金
9位:保険
10位:NISA