【2023年度】加給年金の金額が決定!年の差夫婦は年金をいくら受け取れるか
厚生年金受給者が知るべき加給年金の基本
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老後を支える柱となるのが公的年金。
実は、一定の要件を満たす配偶者がいる場合、厚生年金の受給額に「加給年金」が加算されます。
特に年下の配偶者がいる方や、遅くに子どもを産んだ夫婦などは知っておいて損がないでしょう。
加給年金を受給できる要件を確認するとともに、2023年度からの金額を見ていきます。
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1. 【厚生年金】加給年金とは?
加給年金は、厚生年金や共済年金に20年以上加入した人が、原則65歳時点で”一定の要件”を満たす配偶者や子どもがいる場合に支給されます。
配偶者の”一定の要件”とは以下のとおりです。
- 年金受給者に扶養(※)されていて65歳未満である
- 厚生年金や共済年金の加入期間が20年未満である
※配偶者の年収が850万円以下で同居している場合など
配偶者だけでなく、18歳到達年度の末日までの間の子または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子も対象となります。
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)