年金生活者は【住民税非課税】とは限らない?天引きされるお金を検証
「211万円の壁」厚生年金と国民年金が課税されるライン
Kolpakova Svetlana/shutterstock.com
年金生活になると、税金や保険料の支払いから解放されると考えている方がいます。
さらに住民税非課税世帯にはさまざまな助成や給付金があるため、「老後生活もなんとかなる」と考えている方も。
しかし、厚生年金や国民年金が一定額以上であれば、住民税非課税世帯とはなりません。
住民税だけでなく、所得税もしっかり課税されるのです。
今回は公的年金と税金との関係を見ていきましょう。
【注目記事】【年金】みんな「厚生年金と国民年金」は本当は月いくらもらっているのか
1. 住民税非課税になる「厚生年金と国民年金」の月額とは
住民税が非課税になる所得は自治体によって異なります。
例えば横浜市の場合、住民税が非課税になる目安の年収は以下のように公表しています。
65歳以上を見てみると、単身世帯の場合は155万円、夫婦世帯の場合は211万円が目安となります。
このことから、年金生活者の「211万円の壁」と言われることもあります。
年収から換算すると、単身世帯の厚生年金(国民年金を含む)は月額12万9000円、夫婦世帯の厚生年金(国民年金を含む)は月額17万5000円を超えると、住民税が課税される可能性が出てきます。
配偶者の扶養の有無や居住地によって目安額が異なることに注意しましょう。
また遺族年金や障害年金は非課税です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)