3. 実際に多いのはどっち?
現代は共働きが主流と言われますが、実際に育児中の女性はフルタイムとパートタイムのどちらが多いのでしょうか。内閣府の資料を確認しましょう。
上記を見ると、2020年は妻がパートの共働き世帯は668万世帯、専業主婦世帯は571万世帯、妻がフルタイムの共働き世帯は483万世帯。
実際にはパートで働く女性が多く、次に専業主婦、フルタイムという順になりました。
1985年からの推移をみると、パートの女性が増え、専業主婦が減る一方で、フルタイムの女性はほぼ横ばいです。現代の環境ではフルタイムで働くのはまだ難しいと言えそうです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。