関西弁7. おぼこい
最後に紹介するのは、「おぼこい」です。
共通語にすると、「幼い」「初々しい」「すれていない」といった意味が含まれており、外見と内面の両方に対して使うことができます。
「おぼこい」を使う場面は、年長者が子どもや若者に対して言うケースや、自虐を含んだニュアンスで自分で発言するときなど様々です。
ただし、いい歳をした大人に対して「おぼこいなぁ」と言うときは、「子どもっぽい」「世間知らず」といった嫌みのようなニュアンスが含まれているかもしれないので要注意。
語源は諸説あり、出世魚のボラの稚魚を「おぼこ」と呼んでいたのが始まりとも、生まれたばかりの子どもを意味する「産子(うぶこ)」が変化して「おぼこ」になったとも考えられています。
共通語に変換が難しい言葉は日本各地にある!
今回は、関西弁に焦点を当てて、共通語に変換が難しい言葉を紹介しました。
日本各地には、「たっすい」「むつこい」「いずい」など、共通語だと一言で表現しにくい言葉がたくさんあります。
自分以外にも、もしかしたら言葉の違いに驚いている人が身近にいるかもしれません。
言葉の違いも楽しみながら、新しい生活のスタートを切ってくださいね!
太田 彩子