3. 44年特例のまとめ
以前に比べると、厚生年金の受給開始年齢が男性の方は64歳、女性の方も61歳など遅くなったため、該当する方が少なくなってきており、44年特例について知らない方も多くいらっしゃいます。
44年(528月)以上厚生年金を支払っている方は、退職して特別支給の老齢厚生年金の報酬比例部分と定額部分、場合によっては加給年金ももらえますが、退職した上で給与をもらえなくても、加給年金を含めると月額10万円近くもらえる方もいます。
今後、働き続けるかも含めて、選択肢が広がりますので、該当する方は年金事務所で試算してもらってもいいですね。
参考資料
- 日本年金機構「特別支給の老齢厚生年金」
- 日本年金機構「44年以上厚生年金保険に加入している特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の受給者が、退職などで被保険者でなくなったとき」
- 日本年金機構「加給年金額と振替加算」
香月 和政