「投資と貯蓄どちらが多いか」理想と現実が逆転に
株式会社FreeLifeConsultingの行った、「現実的に家計の使い道として投資と貯蓄どちらが多いか」という調査では、貯蓄のほうが10ポイント近く上回っており、理想と現実が逆転する結果となりました。
年代別にみると、どの世代においても「貯蓄」のほうが多く、世代が上がるにつれてその割合は多くなる傾向にあります。
株式会社FreeLifeConsultingの調査において「理想は投資、現実は貯蓄」と回答した理由として「リスクが怖い」という声が最も多く、「投資=リスクがある」といったイメージが強いのだとうかがえます。
投資をすることで、元本を増大させることができる反面、運用状況によってはマイナスとなってしまうリスクも伴ってきます。
子どものいる家庭にとっては、近い将来に必要なお金も多いことから、リスクよりも安定性を選択して、将来のために貯蓄をしている人が多いのだと考えられます。
では、各年代において現時点でどのくらいの金額を貯蓄しているものなのでしょうか。
金融広報中央委員会の行った調査によると、2人以上世帯の20代から40代における金融資産の平均保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は、下記のようになりました。
- 年代:貯蓄額平均/中央値
- 20歳代:212万円/63万円
- 30歳代:752万円/238万円
- 40歳代:916万円/300万円
「まだ貯蓄も投資も本格的に出来ていない」という方は、上記の貯蓄額を参考に、将来を見据えた準備を考えてみると良いでしょう。