老後の貯蓄格差に備える
貯蓄ゼロの割合は、60歳代が20.8%、70歳代が18.7%でした。一方で、貯蓄3000万円以上という割合は次のとおりです。
- 60歳代:20.3%
- 70歳代:18.3%
貯蓄ゼロとほぼ同割合の世帯で、貯蓄3000万円を達成できているようです。
この世代では退職金の有無や親族からの相続が、資産に大きく影響しているといえます。
とはいえ、現役世代からコツコツ貯めてきた成果が表れた方ももちろんいます。
対策をとらないまま老後を迎えると、年金だけの生活で困窮してしまうリスクが出てくるでしょう。
将来に向け、貯蓄について今一度考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査 / 所得」
- 東京都主税局「個人住民税(税金の種類)」
- 金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」
- 内閣府「物価・賃金・生活総合対策本部(第8回)議事次第」2023年3月22日
太田 彩子