「まじめな会社員」ほど、運用は実践しやすいか

まじめな人ほど、投資や運用に頼らず一生懸命コツコツ定年まで働いて、老後を迎えるという人が多いと思います。

せっかく一生懸命まじめに働いたのに老後生活費が足りなくなるようでは、頑張って働いてきた甲斐がありませんよね。

残念なことですが、日本では諸外国に比べて金融リテラシーが低いという現状があります。

金融広報中央委員会が民間向けに行うアンケート調査に「金融リテラシー調査」があります。

OECDが実施した同種の調査と質問が共通している11問の正答率を比較すると、日本は対象30か国・地域中22位とのことです。

先程私が述べた投資のポイントである複利についての正答率も日本は50%以下であるのに対して、アメリカの正答率は75%に上ります。

翻って話を戻すと、本来はまじめな人ほど投資に向いていて、その恩恵を受け易いのに、金融教育が行き届いてないために、日本では投資や運用に対して負のイメージが先行してしまってるように感じます。

まじめな人ほど預貯金ばかりしてしまう傾向が強いのです。

まじめな会社員は、着実に計画を履行するスキルを自然と身につけています。

複利運用をコツコツ着実に行えば、まじめな人ほど老後に向けた資産形成が上手にできるはずなのです。

まとめにかえて

いざ投資を始めようと思っても投資にはリスクがつきものですし、リスクの許容度もそれぞれ異なります。

各人が置かれた状況や考え方によっても、その人に適した金融商品は変わってきます。

数ある金融商品の中から自分ひとりで、最適な商品を探すのは至難の業と言えるでしょう。

大切な退職金や資産を守るためにも、まずは知識と経験を携えた専門家に相談するこから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

佐藤 雄基