60歳代「ひとり世帯」で貯蓄ゼロの割合は?

金融広報中央委員会「各種分類データ(令和4年)ー家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)」によると、まず60歳代ひとり世帯における金融資産保有額の分布は以下のとおりです。

なお「金融資産非保有」とは、株式や投資信託、年金保険などの金融資産を保有していない世帯に加え、金融資産が預貯金のみで、そのうち「運用または将来の備え」に該当する金額がゼロの世帯を指します。

出所:金融広報中央委員会「各種分類データ(令和4年)ー家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)」をもとに筆者作成

60歳代「ひとり世帯」の貯蓄分布

  • 非保有 :28.5%
  • 100万円未満 :8%
  • 100~200万円未満 :5.7%
  • 200~300万円未満 :4.3%
  • 300~400万円未満 :3.6%
  • 400~500万円未満 :2.7%
  • 500~700万円未満 :6.2%
  • 700~1000万円未満 :4.6%
  • 1000~1500万円未満 :6.6%
  • 1500~2000万円未満 :3.6%
  • 2000~3000万円未満 :6.8%
  • 3000万円以上 :16.9%
  • 無回答 :2.5%

60歳代ひとり世帯の約4人に1人が金融資産を保有していません。

一方で、約6人に1人は3000万円以上の金融資産を保有しているため、人によって差がかなり大きいです。