1. 【コマツの株価】2022年度第二四半期決算で明らかになった堅調な業績
コマツの主力ビジネスは建設機械や車両です。
上昇のきっかけの一つは、2022年10月31日に発表された2022年度第2四半期決算でしょう。同決算では売上高が前年同期比+32.9%の8549億円、純利益が同+57.2%の821億円と堅調な結果に。
また、主力ビジネスの建設機械・車両部門の利益が同+60.4%の1042億円となり、主力ビジネスが堅調だったことも好感されたと思われます。
2022年度第2四半期決算における地域別の業績を見ると、日本や北米、アジア・オセアニアとさまざまな地域での販売が堅調で、バランスよく好業績をあげていることも安心材料になったといえるでしょう。
また、サプライチェーンの混乱などを背景に市況としては決して追い風ではなかった欧州においても、販売価格の改善を追い風に売上を拡大させたことも投資家に好感されたと思われます。
同決算発表会では2022年度の通期の業績見通しを発表しており、連結売上高を前年比+6577億円の3兆4600億円、純利益を前年比+731億円の2980億円としました。
年度を通じて堅調な業績を予想したことも、株価の上昇要因と考えられます。