4. 「年金収入」プラス「自分でつくる老後資金」を!

今回は女性の公的年金事情を眺めてきました。止まらぬ物価高、そしてなかなか上がらぬ賃金。現役世代の中には漠然とした老後への不安を抱えている人が多いでしょう。

少子高齢化が進むなか、現在の年金水準がこの先ずっと続くとは限りません。年金収入で足りない部分は「自分でつくる老後資金」でカバーしていく必要がありますね。

夫婦世帯であればふたりで協力して資産づくりを進めていきましょう。また、シングル世帯であれば自分ひとりの意志でマネープランの舵取りができるというメリットを活かせるとよいですね。

ただし、どんなに時間があっても銀行などの預貯金だけで効率よくお金を増やしていくことは難しい時代です。そこでぜひ取り入れたい方法が、お金にも働いてもらうこと、すなわち資産運用です。

貯蓄とは異なり、資産運用にはリスクがともないます。大切なことは「長期・分散・積立」の3つのポイントをおさえることです。

時間を味方につけて、長期積立投資ができれば、リスクを軽減しながら老後資産をしっかりと準備することも可能です。

金融商品や資産運用のスタイルは多岐にわたります。それぞれのリスクやメリットをしっかり理解したうえで、自分に合った資産運用方法を見つけていきましょう。

参考資料

田中 友梨