65歳以上で無職世帯の平均貯蓄額はいくら?

では、実際に65歳以上・無職世帯はどの程度のお金を持っているのでしょうか。65歳以上・無職世帯(二人以上の世帯)の平均貯蓄額は以下のとおりです。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況」

65歳以上・無職世帯の平均貯蓄額の推移

  • 2016年:2350万円
  • 2017年:2337万円
  • 2018年:2233万円
  • 2019年:2218万円
  • 2020年:2292万円
  • 2021年:2342万円

平均貯蓄額は約2300万円でした。

ただし、平成寿命まで生きた際の65歳以降に必要な約6100万円をすべて貯蓄で賄う必要はありません。

日本には、原則20歳いよう60歳未満が加入する「年金制度」があります。月に受給できる年金が23万円で月の支出が23万円であれば、貯蓄がなくても生活は可能です。

年金受給額は現役時代の働き方や収入により大きく変動するので、自分のねんきんネットなどを利用して将来の年金受給予定額をシミュレーションしてみてください。

シミュレーションにより、公的年金とは別に必要な老後資金が計算できるでしょう。