サブスク(定額制サービス)の利用状況と重視する点
マイボイスコム株式会社は、定額制サービス(サブスクリプション)に関する調査を行っています。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:MyVoiceのアンケートモニター
- 調査時期:2023年2月1日~2月5日
- 回答者数:9986名
- リリース公開日:2023年3月3日
上記の調査によると、直近1年間でサブスク(定額制サービス)を利用した人は、3割強という結果になりました。
2019年の「直近1年間で定額制サービスを利用した割合18.2%」と比較すると、利用者が増加傾向にあることがうかがえます。
具体的な直近1年間に利用したサブスクとして、半数以上が「定額制映像配信サービス」と回答しており、次いで「音楽配信」「電子書籍・雑誌・コミック」のサービス利用が上位となりました。
このことから、依然としてサブスクにおいては「映像」「音楽」といった、無形サービスの提供需要が高いことがわかります。
では、利用者が定額制サービスで重視している点は、どのような部分なのでしょうか?
マイボイスコム株式会社の同調査によると、定額制サービス利用意向者が重視する点として「料金に見合う内容である」「月額料金」が上位となりました。
元が取れるといった、料金に見合うサービス内容であるかどうかが、今後のサブスク市場では重要になってくるといえます。
また、直近1年間にサブスクサービスを利用していない人においては、「無料お試し・体験の充実度」「解約のしやすさ、解約手順のわかりやすさ」を重視してサービスを選びたい人が多い傾向にあります。
今後のサブスクサービスの展開においては、新規のサービス利用者をいかに多く獲得するかが課題となるため、サブスクへの介入のしやすさや、休会・退会の手厚い対応といった、サービス以外の柔軟性も求められるでしょう。