70歳代の月の収支はいくらか
では、70歳代の平均的な月の収支はどれくらいでしょうか。総務省「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」より確認します。
70~74歳の月の収支(二人以上世帯)
- 実収入:24万8556円(うち社会保障給付20万3731円)
- 非消費支出:3万3982円
- 消費支出:23万9704円
- 月の収支:▲2万5131円
平均的な実収入は24万円台、うち年金は約20万円でした。
税金や社会保険料といった非消費支出が3万3982円。
月の消費支出は約24万円でした。赤字は約2万5000円となっており、この分を貯蓄などから切り崩す必要があるでしょう。
75歳以上の月の収支(二人以上世帯)
- 実収入:23万9876円(うち社会保障給付20万3731円)
- 非消費支出 :2万9367円
- 消費支出:21万24円
- 月の収支:+485円
75歳以上になると消費支出は約21万円となっており、約3万円下がりました。月の収支は黒字となっています。年齢を重ねるうちにライフスタイルが変わる場合もあるでしょう。
同資料より、 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の月の収支も確認しましょう。
65歳以上の月の収支(ひとり・無職世帯)
- 実収入: 13万5345円(うち社会保障給付 12万470円)
- 非消費支出 :1万2271円
- 消費支出: 13万2476円
- 月の収支:▲9402円
ひとり世帯では年金が約月12万円、消費支出は13万円台、約1万円の赤字でした。
上記は平均であり、実際には年金受給額や消費支出の個人差は大きくなります。