富裕層増加と日本の格差拡大
日本の富裕層人口は各国と比較しても顕著です。
欧州のコンサルティング会社キャップジェミニが公表する「WORLD WEALTH REPORT 2022」によると、同社が定義する「富裕層(HNWIs) 」について、日本はアメリカに次いで2番目に多くなっています。
富裕層が増加する中で、日本では経済格差を感じる方もいるでしょう。
厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、1985年から2018年の相対的貧困率(貧困線に満たない世帯員の割合)の推移をみると増加傾向にあります。
2018年の相対的貧困率は15.4%で、日本人のおよそ6人に1人になります。
2012年以降、減少傾向にありますが、富裕層が増加していることを考えると格差を感じるでしょう。