「厚生年金の平均月額が14万円」はウソ？避けられない年金のピンキリ事情 現役時代の年収と老齢年金の関係

3. 厚生年金と現役時代の年収との関係

厚生年金の受給額には、現役時代の賃金や加入期間が大きく影響します。

【厚生年金の計算式】

（2003年3月以前）報酬比例部分＝平均標準報酬月額×7.125÷1000×厚生年金加入月数
（2003年4月以後）報酬比例部分＝平均標準報酬額×5.481÷1000×厚生年金加入月数

今まさに年金を受給している世代では、現役時代に「男性が働き女性が家庭に入る」という考え方が一般的でした。

そのため、女性の厚生年金の加入期間は男性よりも圧倒的に短く、また賃金も少なかったため、男女差が生まれたと考えられます。

働き方や給与事情も人それぞれのため、個人によって年金額はピンキリとなります。

フリーランスとして独立する方は厚生年金の加入期間が短くなりますし、非正規雇用など昔はなかった雇用形態もあります。

今後も個人差は続くと考えた方がいいでしょう。