老後資金を増やすための行動2:投資にお金を回す
固定費を見直して得た余剰資金は、普通預金や定期預金ではなく、投資に回すことも考えましょう。
昨今のエネルギーや食品など広範なものが値上がりとなり、今後も物価の上昇は続くと予想されます。
このような、モノやサービスの値段が上がるインフレの状況下では、お金の価値が目減りしています。
預けたお金の額面は確保されるからといって、何も考えず金利がほぼゼロの普通預金などにお金を寝かせていても、資産は増えません。
資産を増やすことを目的にするのであれば、金融商品などで運用にチャレンジしてみましょう。
その際、高リスクな商品での運用をすると、大きな損失が発生して、さらに老後資金を減らすことにつながりかねません。
ご自身のリスク許容度にあった金額、方法を選ぶようにしましょう。
老後資金を考える
70歳以上で「貯蓄が3000万円以上」というのは、うらやましい限りです。
現状、その域まではまだまだという場合でも、諦めず日々のお金の使い方、増やし方を考えれば、着実に近づくことができるでしょう。
参考資料
- 金融中央広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)」
- 金融中央広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」
- 総務省統計局より「労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)1月分結果」
舟本 美子