4. レバレッジ取引で意識したい2つのポイント

レバレッジ取引は、大きな利益が狙える半面リスクも大きくなりがちです。できる限りリスクを抑えた取引ができるよう、以下の2つのポイントを意識して行うとよいでしょう。

4.1 資金に余裕を持たせる

レバレッジ取引に慣れるまでは、レバレッジの倍率を低めに設定しておくとよいでしょう。

株式・FX・仮想通貨の場合、保証金・証拠金を多めに預けておき、維持率ぎりぎりにならないようにすることで追証やロスカットのリスクを減らすことができます。

また負債が残ったり追証が発生したりしたとしても手持ち資金で対応できるよう、余裕を持った資金計画を立てておくことも重要です。

生活資金などに影響が出てしまわないよう、「投資は余剰資金で」の基本を守ることを意識しましょう。

4.2 損失の許容範囲・ルールを決めておく

どの程度の損失が出たらその取引を中断するか、自分のルールを決めておきましょう。

いわゆる「損切りライン」を決め、それをしっかり守った取引をすることです。

証券会社によっては、強制ロスカットを行うパーセンテージを自分で設定できるところもあります。

「いつか値上がりするだろう」と期待してずるずると取引を続けると、どんどん損失が大きくなり、対応できる損失の許容範囲を超えてしまうこともあるでしょう。

決めた損切りラインを守って決済することで大きな損失を防ぎ、他の資産に組み替えるチャンスにもなります。