2. レバレッジを効かせることのメリット
2.1 少ない自己資金で始められる
レバレッジ取引の第一のメリットは、少ない自己資金でも取引が始められることです。
現物取引では自己資金の範囲のみでしか取引できないため、欲しい株式や物件があっても資金不足で手が届かないことがあります。
しかしレバレッジ取引であれば、少ない自己資金でも購入が可能になり、取引を始めることが可能です。
2.2 大きな収益が狙える
レバレッジ取引の最大のメリットは、少ない元手で大きな収益が狙える「資金効率の良さ」でしょう。
先ほどの不動産投資の例のように、同じ自己資金でもレバレッジを効かせることによって年間収益は数倍になります。
2.3 下落相場でも利益を出すことができる「空売り」ができる
レバレッジ取引ならではのメリットとして「空売り」と呼ばれる手法があります。
株式を例に挙げて「空売り」の仕組みを見てみましょう。
現物投資では、買った銘柄が値上がりしたときに売ることで利益が出るため、価格が下落している局面では値上がりを待つか損切りして売却するしかありません。
一方レバレッジ取引(信用取引)では、保証金を預けておくことで保有していない株式であっても「売り取引から投資を始める」ことが可能です。
今後下落しそうだと予想される銘柄がある場合、その株式を証券会社から借り、市場で売却します。その後価格が下がったときに買い戻すことで、その差額が利益となるのが「空売り」の仕組みです。
下落相場であっても、レバレッジ取引をすることで利益を狙えるようになります。
「空売り」の手法は、仮想通貨やFXにもあります。