1. 学校の先生(公務員)は退職金をいくら受け取っているか

学校の先生が受け取る退職金の平均額について、総務省の「令和3年4月1日地方公務員給与実態調査結果」より、団体区分別の教育公務員の退職手当額(1人当たり平均手当額)を勤続年数「11年以上25年未満」と「25年以上」に分けて見ていきます。

1.1 11年以上25年未満勤続後の定年退職等

  • 全地方公共団体:約1242万5000円
  • 都道府県:約1053万1000円
  • 指定都市:約1519万8000円
  • 市:約1753万6000円
  • 町村:約889万6000円
  • 特別区:約2412万8000円

1.2 25年以上勤続後の定年退職等

  • 全地方公共団体:2256万5000円
  • 都道府県:約 2270万1000円
  • 指定都市:約2164万8000円
  • 市:約2169万9000円
  • 町村:約1999万4000円
  • 特別区:約2417万円

25年未満では2000万円が難しくても、25年以上勤続すると2000万円を超えやすいことがわかります。

ただし、どの団体区分でも前年度の水準より減少傾向にあることから、今後も金額は減っていく可能性があるでしょう。