住宅購入を考えている方の中には、「平屋」を検討している方もいるのではないでしょうか。
国土交通省が2023年1月31日に公開した「建築着工統計調査報告(令和4年計)」によると、2022年の新設住宅着工戸数(持家)は25万3287戸となり、前年比11.3%の減少となりました。
しかし、耐震性のニーズの高まりや少子高齢化等を背景とし、平屋のニーズは高まっているようです。
平屋には2階建てとは異なる魅力があり、世代を問わず人気があります。
今回の記事では、平屋で大事な間取りの考え方について解説します。
平屋ならではの魅力や、30坪の平屋でも問題ないのかなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
平屋の魅力とは?
ここでは、平屋の魅力について紹介していきます。
老後も生活しやすい
平屋は階段がなくワンフロアで完結するため、老後も生活しやすいのが大きな魅力です。
2階建てでは階段に必要なスペースも、平屋では収納や居室など有効に活用できるのもポイントです。
家事動線を短くしやすい
平屋は水回りやリビングダイニング、寝室などがすべてワンフロアにあるため、間取りを工夫することで家事動線を短くできます。
掃除機や洗濯物、買い物などの荷物を2階に運ぶ必要もないため、家事の負担軽減や時間短縮にもつながります。
家族のコミュニケーションがとりやすい
平屋では、家族のコミュニケーションがとりやすくなります。
ワンフロアであるため、家族がどこで何をしているのか把握しやすく、顔を合わせる機会も多くなるでしょう。
修繕やメンテナンス費がおさえられる
2階建ての住宅では、外壁や屋根をメンテナンスする際に足場を組まなければなりません。
しかし、平屋では足場が不要であるため、メンテナンス費用がおさえられます。
また、2階建てよりも建物の基礎にかかる負荷が少ないことや、地震で揺れにくくなることで、基礎のひび割れや倒壊などのリスクが減少します。