おすすめの退職金預け先4選

ここでは、おすすめの退職金の預け先について解説します。退職金はその後の生活のための大切な資金であるため、自分に合った方法で大切に管理することが大切です。

1. 定期預金

ローリスク、ローリターンで堅実に資産を守りたい人は、定期預金がおすすめです。大手銀行では、通常の定期預金よりも金利が高く設定された「退職金専用定期預金」を設けている場合もあります。

運用としての効果はほとんどなく、収益性はありませんが、資産が目減りする心配もありません。一定期間は引き出せないという制約はあるものの、普通口座に預けるよりは金利が高く設定されています。

2. 個人向け国債

個人向け国債とは、国が個人向けに発行している債券のことです。

最低金利として年0.05%の利率が保証されており、一般的な定期預金金利0.01%と比較すると収益性があります。また、個人向け国債には元本保証があるため、大きな損失が出にくいのも利点といえます。

注意点としては、発行後1年間は中途換金ができません。また、投資信託や株式と比較すると収益性は低くなっています。

3. 投資信託

投資信託は、複数の投資家から資金を集めて運用し、得られた利益を分配する方法です。

ファンドマネージャーと呼ばれる運用の専門家が、投資家本人に代わって運用を行ってくれるため、投資初心者でも取り組みやすいのが特徴です。

一つの商品(ファンド)で複数の銘柄に投資できるため、リスクを分散させることができます。ただし、元本割れの可能性はゼロではなく、リスクは投資家本人に帰属するため注意が必要です。

4. ファンドラップ

ファンドラップは、金融機関が顧客ごとに異なる投資の目的などを確認し、投資一任契約を結んで資産の運用などのさまざまなサービスを請け負う方法です。

投資信託と同様に専門家が顧客に代わって投資を行うため、専門知識がなくても始められます。

投資できる期間や資産の額など、顧客の状況に応じて運用を行えるのがメリットです。ただし、運用の全てを任せる分、運用手数料が発生する点や、元本割れのリスクがある点にも注意が必要です。