対策3:貯蓄できるならiDeCoを活用する

老後対策の3つ目は、iDeCo(確定拠出型個人年金)の活用です。

iDeCoは、税制上のメリットの大きな私的年金制度です。主なメリットは次の通りです。

  • 掛け金全額が所得控除の対象
  • 運用益は非課税
  • 受け取る年金は公的年金等控除の対象(一時金受け取りの場合は退職所得控除)

厚生年金加入者や国民年金に任意加入していれば、60歳を過ぎてからも加入可能(原則64歳まで)です。

また、受給開始時期の上限は75歳であるため、60歳で加入すれば最長15年間、iDeCoに加入できます。

若いうちからiDeCoで老後資金を準備することが理想的ですが、60歳からでも資金に余裕があればiDeCoで効率的な老後資金づくりが可能です。