リスキリングの必要性を感じる企業が多い一方で実施率は低い傾向に
デジタル化が進む現代において、デジタル人材を確保・育成するために、半数以上の企業がリスキリングの必要性を感じているようです。
しかし、その一方で「実際にリスキリング施策を実施している企業」は少ない傾向にあります。
株式会社ワークポートの同調査によると、リスキリングの必要性を感じている企業が「84.9%」だったのに対して、実際にリスキリング施策を実施している企業は「23.3%」でした。
「今後実施する予定」と回答した企業も7.5%となっており、「実施予定もない企業」は約7割を占める結果に。
リスキリング施策の実施が「必要」と回答したが、リスキリング施策を「実施していない」と回答した企業の理由として、「時間、コスト、計画、策定人員などが障壁だから」「時間がなく手が回らないから」といった意見がありました。
リスキリングの必要性を感じてはいるものの、時間や費用の負担から依然として実施に踏み出せていないのが現状となっています。
また、「新しいことを始めることに抵抗がある管理職が多いから」「経営者並びに経営者層が無理解だから」といった意見もあり、リスキリングの必要性が社内全体に広まっていない実情もあるようです。