地方圏に住んでいる場合は運転免許が必要になるケースも

「若者のクルマ離れ」が進んでいるなかで、地方圏と都市部で意識の違いに大きな差が出ています。

実際に、株式会社KINTOの「若者のクルマ離れの自覚」に関する調査では、地方圏では22.2%自覚ありに対して、東京では65.1%が自覚ありと答えています。

出所:株式会社KINTO「「若者のクルマ離れ」は本当?東京のZ世代65.1%が「自覚あり」、地方より42.9ポイント高い結果に」

同じように、ソニー損害保険株式会社の20歳までを対象とした調査結果では、運転免許の取得率と車両保有率ともに、都市部よりも地方圏のほうが高い結果となっています。

出所:ソニー損害保険株式会社 2023年 20歳のカーライフ意識調査 ~20歳の免許保有率は昨年から4.0ポイント上昇、一方「車を所有する経済的な余裕がない」も過半数 ほか(第1弾)

上記の理由として、「移動手段の選択肢」が都市部と比較して地方圏のほうが少ないことが要因であると考えられます。

実際に、国土交通省がまとめた資料によると、都市部では「鉄道・バス」の利用者が高く「乗用車」が低くなっており、地方圏では「鉄道・バス」の利用者が低く「乗用車」が高い傾向にあると分かります。

出所:国土交通省「2.若者の車離れについての都市部と地方圏部の違い」

上記の結果から、地方圏においては都市部と比較して「移動手段のために車を所有する必要がある」ケースが多いことがうかがえます。