2. 30歳代&40歳代「おひとりさま」貯蓄の平均・中央値は?

近年増えてきた「おひとりさま」の貯蓄事情もあわせて見ておきましょう。こちらは金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」のデータを参考に、30歳代・40歳代の貯蓄事情をピックアップしてみます。

2.1 30歳代「おひとりさま」の平均貯蓄額は?

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

30歳代はこれから結婚予定の方も多い年齢層ですが、平均で606万円台。ただし、中央値では56万円まで下がりました。

平均は一部の富裕層に影響されるため、より実態に近いのが中央値です。中央値がこれだけ下がるのは、貯蓄ゼロの方が36.3%と多くを占めるのも一因でしょう。

続いて40歳代についても見てみます。

2.2 40歳代「おひとりさま」の平均貯蓄額は?

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

40歳代おひとりさまの場合は平均で818万円、中央値では92万円となりました。

家族形態はさまざまでしょうが、いずれにしても、若いうちは意識せずとも将来かかってくる医療費や介護費用などしっかりと準備したほうがよさそうですね。

次では、「貯蓄下手の人」にありがちなNG行動を3つ、ご紹介していきます!