3. 2021度の平均受給額は?年金の「実際の受給額」を確認

2023年度の最新の受給額をみてきましたが、実際の受給額は個人によって異なります。

国民年金を満額受け取れない人や、厚生年金でも加入月数や収入により受給額はさまざまでしょう。

参考までに、2022年12月26日に公表された、厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、最新の国民年金と厚生年金の平均月額をみていきましょう。

出所:厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

3.1 国民(基礎)年金の平均年金月額(令和3年度)

5万6368円

国民年金は満額よりも約1万円低く、平均で5万6368円でした。満額はもらえない方も多いようですね。

出所:厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

出所:厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

3.2 厚生年金の平均年金月額(令和3年度)

全体:14万3965円

  • 男性:16万3380円
  • 女性:10万4686円

※国民年金部分を含む

厚生年金は全体で月14万円台ですが、男女の平均額をみると約6万円の差が出ています。

厚生年金だから大丈夫ということはなく、個人差が非常に大きいでしょう。

前もってねんきんネットやねんきん定期便で確認しておくことが重要となります。