20～40歳代で世帯年収1000万円以上「貯蓄」の中央値はいくらか

児童手当の支給には、年収により所得制限があります。ただ実際には、年収だけではそれぞれの家庭の事情をはかれない部分もあるでしょう。

今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］2021年」を参考に、「世帯年収1000～1200万円未満」と「1200万円以上」世帯の貯蓄について、より実態に近い中央値を確認していきましょう。

こちらは子育て世帯以外も含んでいますが、子育て世帯が多いと考えられる20～40歳代を確認します。また、今回は世帯年収で1000万円以上の貯蓄を確認していきます。

出所：金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］2021年」をもとに筆者作成

【貯蓄の中央値】年収1000～1200万円未満／1200万円以上

  • 20歳代：223万円／150万円
  • 30歳代：500万円／888万円
  • 40歳代：1100万円／1000万円

上記を見ると、同じ「年収1000万円以上」の世帯でも、年代によって貯蓄にバラつきがあるのがわかります。

やはり年代が低いほうが、年収が高くてもまだまとまった貯蓄が貯められないご家庭も多いでしょう。

特に若い世代では、お子さんが小さい間はお世話のために片働きというご家庭も少なくないと思います。