新型コロナウィルスの影響や、ロシアによるウクライナ侵攻などにより、世界の株式市場は大きく揺れています。
みなさんは2023年に入り、どのような銘柄に株式投資をしたいと考えていますか。
今回は、昨今の大きな株価の値動きでも高配当で注目が高まっている「商船三井」についてご紹介します。
企業情報や株価の推移、商船三井でもらえる株主優待など、株式投資に役立つ情報を詳しく見ていきましょう。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
【注目記事】「商船三井の株を1年前に買った人」その魅力的なリターンはいくらか【株主優待・配当金・株価】(2022年12月第5週)
1. 商船三井の企業情報
商船三井は、東京に本社を置く、日本の大手海運会社です。
次に、商船三井の財務データを確認していきましょう。商船三井のホームページによると、当期純利益、売上高当期純利益率は、以下のように推移しています。
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出所:株式会社商船三井「財務データ」
商船三井は、他の海運会社と同様に2021年は大きく売上げを伸ばしました。
2021年はROE、ROA、自己資本比率など企業経営の健全性を示す指標についても、大幅に数値が改善し、経営効率がよい会社として注目を集めました。
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出所:株式会社商船三井「財務データ」
また2022年10月31日に発表された「2022年度(2023年3月期)第2四半期 決算説明資料」によると、2022年度の連結業績予想として、通期の売上高、営業損益、事業損益、経常損益、当期純損益はプラスとなる予測が出ており、引き続き堅実な企業経営が行われている傾向が見られます。
2. 商船三井の株価の推移と配当金はいくらか
2022年の商船三井の株価は、年間を通じて約2500円~約3900円の間を推移しました。2022年12月30日の終値は3290円、また2023年2月2日の終値は3265円となっています。
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出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成
そして、商船三井は株価の推移に加え、配当の金額にも大きな注目が集まっています。
商船三井のホームページに掲載されている「配当方針・実績」によると、ここ20年の配当推移は以下のようになっています。
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出所:株式会社商船三井「配当方針・実績」
2018年度から増配傾向で、特に2020年度から2022年度の配当は大幅に増加しています。
2022年度は配当性向25%を目標としており、日本の株式銘柄の中でも、高配当株の1つといえます。
株価の値上がり利益だけではなく、配当収入(インカムゲイン)を狙っている株主から人気が高い銘柄でしょう。
3. 商船三井の株主優待は?
次に商船三井の株主優待をチェックしていきます。
商船三井では、3月末と9月末の保有株式数に応じて、客船「にっぽん丸」のクルーズで使える割引券をもらうことができます。
2022年9月末では、1単元(100株保有)以上499株までの株主は、優待券2枚が株主優待として配られました。
優待券を1人1枚利用の場合、旅行代金が10%割引(30日以上のクルーズについては、3%割引)、優待券」を、1人2枚利用の場合、旅行代金が20%割引(30日以上のクルーズについては、6%割引)となります。
また、9月期のみ、さんふらわあのフェリーサービスにて、大人運賃から1名1乗船(片道)につき、5000円割引(小児運賃、貨物運賃や法人料金には適用外)が利用できる共通クーポン券もあります。
4. 商船三井への株式投資で着目したいポイント
商船三井は、特に2021年にコンテナ船運賃が高まり、大きく売上を伸ばしたと考えられます。
参考までに、英バルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数の「バルチック海運指数」の推移をみてみましょう。
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出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成
しかし、2022年には海運市場も落ち着きを取り戻しつつあります。そのため、今後も大きなキャピタルゲインを獲得できるとは限りませんし、減配の可能性もあるでしょう。
一方で、商船三井は日本を支える大手海運会社の1つです。
安定的な経営や信頼性が高い会社という点で、株価が短期間で大幅に落ち込むという可能性は低いとも考えられます。
また、株主にとっては、売上に応じて高配当が得られ、株主優待ももらえるというメリットもあるでしょう。
企業の健全な経営や配当、株主優待などを総合して考えると、商船三井は日本を代表する良銘柄の1つとも言うことができます。
ただし今後の業績や世界情勢を慎重に検討する必要があるでしょう。
5. まとめにかえて
今回ご紹介した商船三井のように、ここ数年大きな値動きをしている銘柄については、短期的な値上がり利益を期待して、投資をしたくなる人もいるかもしれません。
しかし、株式投資では、企業や経営の財務データなど、しっかり分析を行った上で、投資判断をすることが大切です。
今回ご紹介したデータなども参考にしながら検討しましょう。
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制作:株式会社モニクルリサーチ
参考資料
- 株式会社商船三井 2022年度(2023年3月期) 第2四半期 決算説明資料
- 株式会社商船三井 ホームページ
- 株式会社商船三井「株主優待制度」
- 株式会社商船三井「財務データ」
- 株式会社商船三井「配当方針・実績」
下中英恵FP事務所 下中 英恵