冬でも屋外で育てられる!寒さに強い多肉植物

全体的に寒さに弱い多肉植物ですが、中には寒さに強い品種もあります。見分けるポイントは多肉植物の原産地。

高緯度の地域、冬に雨が多い地域、高山地域に自生する多肉植物は寒さに強い傾向です。原産地を調べてみることで、多肉植物それぞれに適した世話のコツが見えてきます。

それでは冬でも屋外で管理できる、寒さに強い多肉植物を属性グループで紹介します。

センペルビウム属

寒冷地の屋外で冬越しできるほどの耐寒性を持つセンペルビウム属。ヨーロッパ~中東、モロッコ、コーカサス、ロシアの山岳地帯が原産地です。生長期は春と秋(春秋型)で、花のようなロゼット型をしています。

強健な高山性の多肉植物なので耐寒性が非常に高いのが特徴。冬には葉がキレイに赤く色づき、暖かくなると徐々に落ち着いてきます。高温多湿が苦手なので、夏は断水管理がオススメ。

Nikola Barbutov/Shutterstock.com

グラプトペタルム属

ロゼット状に葉を重ねて、上に伸びるように生育するグラプトペタルム属。中米、メキシコの高山地域が原産の多肉植物です。耐寒性が高く、マイナス1度~マイナス2度くらいまでは生育が可能です。

耐寒性だけでなく耐暑性にも優れ、環境適応力も高いグラプトペタルム属。強健で育てやすい性質なので、初めて多肉植物を育てる人にもおすすめです。生長型は春秋型。

Gennaro Leonardi/Shutterstock.com

露地植えに耐えられる程の強健さを誇る「朧月」、チョコレート色に色づく葉が可愛い「ブロンズ姫」、乳白色の葉色が美しい「秋麗」など人気品種が多く、購入しやすいのもポイントです。