3.3 小規模企業共済

中小企業の個人事業主が加入することができる小規模企業の経営者や役員、個人事業主の方が利用できる退職金制度です。

月額1000円から7万円までの範囲内で自由に選ぶことができます。

全ての事業を廃業した場合や65歳以上で180ヶ月以上払い込んでいる場合は、払い込み額以上が戻ってきます。

また、必要な場合、掛け金の納付金額内で事業資金などを借り入れることもできます。

3.4 iDeCo

個人型確定拠出年金です。月々の掛け金5000円から最高6万8000円内で老後資金を運用することができます。

国民年金基金や小規模企業共済と違い、自分で運用できるというメリットがあります。

預金や投資信託などで運用しますので、大きく増えることもあれば、長期間運用してもさほど増えないことや、マイナスになる可能性もあります。

積極的に運用したい方は、利用した方がいいでしょう。

国民年金の第3号被保険者の方も利用できますが、所得控除のメリットを受けることができません。

60歳あるいは65歳までは受け取ることができませんが、掛け金の所得控除以外にも、運用時に運用益の非課税、受け取り時も公的年金等控除か退職所得控除が使えます。

3.5 つみたてNISA

積み立てをしながら、資金を増やしていくことができます。投資信託で運用するため価格変動のリスクがありますが、イデコと違って途中引き出しができるメリットがあります。

現行の制度では最長20年間運用できるので、自分で運用しながら増やしていくことも可能です。